個人でできるネットワークセキュリティ対策

個人でできるネットワークセキュリティ対策を紹介

近年、大手ショッピングサイトや携帯電話会社を装った偽サイトがネット上に横行しており、被害が深刻化しています。
2022年6月、仙台市のホームページを装った偽サイトが見つかりました。
サイトにアクセスすると「アプリをダウンロードしますか」と表示され、ウイルスに感染させようとする事例も確認されたそう。
実際に、宮城県公式ウェブサイトが「URLの文字列を必ずご確認ください」と警鐘を鳴らしています。
偽サイトは本物のサイトと見た目がほとんど変わりません。判別するにはURLの確認を行うことが大切です。
参考:CyberNews 令和4年6月-宮城県警察
このような偽サイトに騙されないためには、サイトにアクセスする前にURLが本物かどうか確認することが有効です。


このサイトでは、ネットワークセキュリティに関する基本的な知識や、今日から始められるセキュリティ対策方法を提供しています。
インターネットを利用する上で、セキュリティ対策は非常に重要であり、日々進化する脅威に対して備えなければいけません。しかし、セキュリティ対策は敷居が高く、取り組むのが難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、このサイトでは初心者でも簡単に取り組めるセキュリティ対策方法を紹介していきます。具体的な対策方法を一緒に見ていきましょう。


今日から始められる仙台でのセキュリティ対策まとめ

身に覚えのないメールは開かない

一昔前の迷惑メールは本文が英語だったり、日本語であっても理解できない文章だったりしていました。
ですが、最近の迷惑メールは、普通のメールと見分けがつかないほど巧妙になっており、パッと見では迷惑メールとは気付くことができないものがほとんどです。
例えば、身に覚えがない内容のメールや購入していないショップからのメールが届いたときはむやみに開かないようにしましょう。
そして、差出人が企業であれば企業のサイトを見てみましょう。
企業が「迷惑メールが増えています」と注意喚起を行っている場合があります。
こういった方法で迷惑メールを判断するとよいでしょう。

怪しいWEBサイトは閲覧しない

フィッシング詐欺サイトやワンクリック詐欺サイトなど、WEBサイトを通して行われる詐欺の種類はたくさんあります。
よくある方法が、実在する企業を装った偽のサイト。本物のサイトを区別がつかないほど巧妙に作られているのが特徴です。
しかし唯一真似出来ないのがURLで、全く同じURLを第三者が使うことはできません。
ですが偽サイトは、「m」を「r+n(rn)」で表すなど、正規サイトのURLと見分けられないように紛らわしい文字を混ぜて、偽装していることがあります。
URLをしっかり確認して、本当に信頼できるサイトなのか判断してから閲覧することをおすすめします。

フリーWi-Fiは利用しない

フリーWi-Fiは利用しない

カフェや駅など、仙台市のさまざまな場所でWi-Fiを使えるようになりました。フリーのWi-Fiスポットが増えるのはありがたいことですが、悪意ある人に狙われ、大切な情報が盗まれてしまう可能性を考えたことはあるでしょうか。
特に、暗号化されていないフリーWi-Fiには注意が必要です。通信をのぞき見される危険性があるため、フリーWi-Fiを利用しているときは個人情報やクレジットカード情報などを入力するのはやめておきましょう。
どうしてもフリーWi-Fiを使用しなければいけない場合は、VPN(Virtual Private Network)でインターネット上での通信を暗号化しましょう。
そうすることで、自分の通信内容が第三者に盗聴されたり、改ざんされたりすることを防ぐことができます。
また、インターネットに接続している場所を隠すことも可能。例えば、VPNを利用すれば、自分が仙台にいても海外にあるサーバーを経由してインターネットに接続することができます。
フリーWi-Fiを利用する際は、他人に閲覧情報を見られても問題ないと思えることだけに限定するか、VPNに接続するとよいでしょう。

推測されにくいパスワードを設定する

みなさんは、安全なパスワードを設定していますか?
安全なパスワードとは、他人に推測されにくいだけでなく、ツールなどで割り出されにくいものをいいます。
名前+生年月日などの組み合わせや、0000や1234などの連続する数字は容易に推測されてしまいますので絶対に避け、予測されにくい文字や記号を組み合わせましょう。
例えば、好きなキャラクターとランダムな数字を組み合わせたり、お気に入りの言葉を逆さまにしたりすると、忘れづらく、他人からは予測しにくいパスワードを作成することができます。
現在、簡単に割り出せるようなパスワードを設定している方は、数字とアルファベットを混在し、推測されにくいパスワードに変更することをおすすめします。

アクセス制限をかける

アクセス制限をかけることで、承認されている人のみ端末を使うことができます。
一般的なものは、ログインIDとパスワードを入力するという方法。ですが、それだけでは認証情報が盗まれてしまうリスクがあります。
そのため、今では新しく顔や指紋認証、網膜を使って識別する生体認証が登場しました。最近では、そのような生体認証を取り入れている企業が増えてきています。

また、アクセスを制限することで子どもをネットの危険から守ることも可能。
ワンクリック詐欺が多いアダルトサイトや出会い系サイトなど、子どもにとって有害なサイトへのアクセスを制限することができます。
そのため、知らないうちに子どもが触っていても安心。
悪い影響を受けることがないうえに、詐欺から身を守ることができ、非常に便利です。

ウイルス対策ソフトを導入する

ウイルス対策ソフトを導入する

ウイルス対策ソフトを導入することで
  • 詐欺メールを検知→通知をしてくれる
  • 安全性が低いWEBサイトへのアクセスを制限してくれる
など、モバイル端末をあらゆる攻撃から守ることができます。

ただし、ウイルス対策ソフトは現段階で明らかになっているウイルスを防ぐことができますが、これから発見される未知のウイルスに対応することはできませんから、ウイルス対策ソフトだけでは万全とはいえないでしょう。

サイバーセキュリティの専門業者に依頼する

サイバーセキュリティの専門業者に依頼する

「もしかしてハッキングされてる?」「個人情報が流出したかもしれない」
と、心配な場合は仙台にある専門のサイバーセキュリティ業者にお任せすることをおすすめします。
専門業者は「フォレンジックツール」という特殊なソフトウェアを用いてデジタル機器に残された情報を解析し、証拠を保全します。
実際にサイバー犯罪の被害に遭っているという証拠があれば、警察や弁護士に相談することで法的措置を講じることも可能。
個人でするには難しいことなので安価とはいえない金額ですが、ネットワークセキュリティ対策にとても適しています。
参考:サイバーセキュリティNEO


各個人がセキュリティ意識を高めて万全な対策を!

いかがでしたか?今回は、今日から始められるセキュリティ対策をご紹介しました。
全て大切なことですが、最も意識していただきたいことは、「一人ひとりがセキュリティ意識を高めること」です。
インターネットを利用する際には、自己防衛のために知識を身につけ、自分自身で対策を講じることが必要不可欠です。
このサイトが、みなさんのセキュリティ意識向上に役立てば幸いです。