NEXT WEEKEND TO SENDAI 週末仙台

大人文系女子 市川紗椰が行く 触れて訪ねてどっぷり仙台

アニメや漫画、鉄道、相撲、肉など、幅広い趣味と知識で
巷では「美人すぎるオタク」とも称される、モデルの市川紗椰さん。
彼女が仙台を訪れたなら……?名作漫画の舞台、鉄道鑑賞、絶品肉料理まで、
大人文系女子のハートに刺さる、ちょっとマニアなスポットを巡った。(撮影/永峰拓也)

Photograph:Takuya Nagamine / Styling:Menko Nishino(likkle more) /
Hair & Make-up:Mariko Chiba(Permanent) / Model:Saya Ichikawa(Super Continental) /
Text & Edit:Mai Miyajima

PART1 大人文系女子 × ジョジョ聖地巡り 名作の舞台になった場所をゆく!

「あ! この銅像〝ジョジョ立ち〞みたいなポーズ!」定禅寺通を散歩中、市川さんの顔がパッと明るくなる。もはや説明不要かもしれないが〝ジョジョ立ち〞とは漫画『ジョジョの奇妙な冒険』で見られる、西洋彫刻のように体をひねった独特のポージングのこと。同作は30年前にスタートし、今なお連載やアニメ化が進行している超人気シリーズ。その作者である荒木飛呂彦氏は、実はここ仙台の出身で、そのため作中に実在の地名が登場したり、キャラクター名の由来となった場所が多く存在しているのだ。

特に第四部(ダイヤモンドは砕けない)と第八部(ジョジョリオン)に登場する「杜王町(もりおうちょう)」は、そのまま杜の都・仙台をモデルとしていて、〝ジョジョラー〞と呼ばれるファンたちが度々「聖地巡礼」と称して訪れている。過去には、市が「杜の都 仙台公式ジョジョGUIDEMAP」を発行したり「荒木飛呂彦原画展『ジョジョ展inS市杜王町』」を開催するなど、街ぐるみで盛り上がりを見せているのだ。今回は、そんなジョジョの世界観が垣間見えるスポットを、市川さんと一緒にめぐっていこう。漫画好き女子ならば、ハートが〝燃え尽きるほどヒート〞すること間違いなし、だ。

WHAT'S JOJO?

『ジョジョの奇妙な冒険』

仙台出身の漫画家・荒木飛呂彦氏の代表作。ジョースター一族とその宿敵ディオとの長きにわたる闘いを描いた大河群像劇。現在は『ウルトラジャンプ』(集英社)にて第八部『ジョジョリオン』が連載中。

私も読んでます~♪

ちょっと紹介!仙台にあるジョジョゆかりの場所

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定禅寺通(じょうぜんじどおり)

仗助の住所の由来である、市民の憩いの場

ジョジョ第四部の主人公、東方仗助の自宅がある浄禅寺。その由来となった「定禅寺通」の中央分離帯は、美しいケヤキ並木の遊歩道。銅像やベンチが置かれ、年間を通してイベントも盛んに行われる、仙台市民の憩いの場。

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FROM COMICS

定禅寺が開基され、その参道として定禅寺通が整備されたのが1601年。それに由来するのか、東方仗助の自宅の住所は「杜王町浄禅寺1の6」。また、片桐安十郎が岩と融合させられ、杜王町の新観光名所となるエピソードがあるが、その「アンジェロ岩」も定禅寺通近くにあるという設定。

『ジョジョリオン』で東方仗助が「ンマイなぁぁあぁぁーーッ!」と叫んだごま蜜団子。その元となった「ごま摺り団子」をおやつにほっと一息。岩手県のお菓子だが仙台でも購入可。

ひと口で食べないと危険… ごまダレがあふれてくる! ンマイーーー!

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むかでや

“吉良吉影”のボタン付け領収証をGETォ!

創業から82年目を迎える、和装履物・和雑貨のお店「むかでや」。お会計時に領収書をお願いすると、ジョジョ好きには嬉しい小粋なサービスが受けられる。センスのよい和小物や食器はおみやげにもピッタリ。
住所:仙台市青葉区一番町3-11-10 2F / 電話番号:022-223-2063 / 営業時間:10:00~19:30 / 定休日:無休
http://mukadeya-sendai.com/index.html

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FROM COMICS

この「むかでや」は、ジョジョ第四部にて「靴のムカデ屋」として登場。吉良吉影がボタン付けのためジャケットを預けていたお店で、承太郎との壮絶なシアーハートアタック戦の舞台となった。本編で唯一実在する店名として有名で、訪れるジョジョラーも数多く、“ジョジョ聖地巡礼”には欠かせない場所になっている。

もとは履物屋として創業。色とりどりの鼻緒が美しい。

店内には和小物や食器も充実。「このカップかわいいな~」と市川さんも真剣におみやげ探し。

物を買うと、吉良吉影の宛名で領収証を書いてくれる。「ボタン付け代として」というのもニクい!

レジまわりはファンが差し入れたジョジョグッズが飾られている。「ムカデ屋店主」のバトルカードも。

店主の林さん。漫画のムカデ屋店主は戦いに巻き込まれてしまうけれど、ご本人はとってもお元気です。

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江陽グランドホテル

承太郎の部屋でジョジョを読む贅沢♪

第四部にて空条承太郎が宿泊していた「杜王グランドホテル」のモデルとなったのがココ。創業31年の歴史を誇る老舗ホテルで、そのクラシカルな内装や数々の装飾品は、どことなくジョジョの世界観を彷彿とさせる。
住所:仙台市青葉区本町2-3-1 / 電話番号:022-267-5111(24時間受付・無休) / チェックイン:14:00~ / チェックアウト:~11:00 / 料金:シングルルーム ¥10692~など
http://www.koyogh.jp/index.php

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FROM COMICS

承太郎が宿泊していた「324号室」は実在せず、モデルとなったのはスイートルームの1118号室。これまで国内外多くのVIPが宿泊した歴史ある部屋だ。時期にもよるが1118号室のお値段は1泊9万円台から。承太郎は杜王町に約5ヵ月滞在していたが、全泊この部屋に泊まっていたとしたら……、いくらになるんだろう⁉

ホテルロビーには、数々の彫刻が並びクラシカルな雰囲気。これらの像や調度品は欧州や中国などから、60年以上かけて収集されたもの。なぜだかこのひとつひとつがジョジョっぽく見えてくるから不思議。

広々としたスイートルーム。過去にはこの部屋でジョジョファンのイベントが開催されたこともあるとか。また、右写真にある電話に注目。なんでもアニメ版のスタッフがこの部屋を訪れたときに、その意匠に惚れ込んだという話がある。もしかすると今後作中に登場するかもしれない⁉

PART2 大人文系女子 × 鉄道 歴史と見どころ満載のJR仙山線沿線

ジョジョ聖地巡礼を終え、次に向かったのは市街地から少し離れた熊ヶ根方面。お目当ては、熊ヶ根鉄橋を渡るJR仙山線の姿を拝むこと。何を隠そう市川さんは、各地の鉄道を乗りまわり、その音を聞きわけ、そして自作で想像の路線図を描いてしまうほどの根っからの「鉄道好き」。今や専門誌で連載を持つほどなのだ。
「基本的には電車に〝乗る〞ことが好きで。だから旅行に行っても電車に乗ったらそれで目的を果たしちゃうんです(笑)」
仙山線ももちろん乗ったことがあるという市川さん。でも橋を渡る電車の姿を外から見るのは初めてだ。
「赤い橋と自然のコントラストがとっても素敵! これは車窓からは見られない景色ですね」

また、仙山線は日本で初めて交流電化が行われたことで有名な路線。ここで得られた技術が後の新幹線の誕生に結びついたとのこと。交流電化発祥の碑は作並駅にある。作並駅はほかにも、作並旧機関区の名残の機関庫や、電車の方向転換のために使われた転車台も残されていて、鉄道マニアもよく撮影に訪れる。美肌の湯で親しまれている作並温泉もあり、鉄道好き女子にはうってつけの観光地といえそうだ。市川さんも、ホームに電車が滑り込んでくるとすかさず写真をパチリ。乗客から手を振られると笑顔で返していた。

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熊ヶ根鉄橋

この絶景、中から見るか、外から見るか?

仙山線の陸前白沢~熊ケ根駅間の広瀬川にかかる「熊ヶ根鉄橋」。川面からの高さは51mで、日本一の高さを誇るトレッスル橋として有名。トレッスル橋の特徴である末広がりに組まれたヤグラ状の脚と、真っ赤な橋の色が豊かな渓谷の景色によく映える。車窓から自然を眺めるもよし、外から橋と谷のコントラストを楽しむもよし。

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電車がホームに滑りこんで来ると、停車のタイミングを見計らって一枚。

交流電化発祥地の碑。今では交流電化に統一され、電流の切り替え設備はその役目を終えている。

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仙山線 作並駅

鉄道好きにはたまらない! 交流電化発祥の地

作並温泉への玄関口であるJR作並駅。2008年に改築された駅舎は新しいが、ここは鉄道好き垂涎の歴史が詰まった駅。1950年代、それまで直流電化を用いていた当時の国鉄が、仙山線ではじめて交流電化を採用。そしてこの作並駅は日本ではじめて直流と交流の切り替えをする接続駅となった。それを記念する石碑も建てられている。

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作並はこけしも有名。「作並こけし」は子供が握って遊べるように、胴が細く作られている。駅の売店でも売られている。「いろんなバリエーションがあってかわいいですね!」

PART3 大人文系女子 × 肉 牛たんだけじゃない!仙台は注目“肉☆SPOT”が満載

「電車に乗った先でせっかくなら何かおいしいものを食べて帰ろうって調べているうちに、食べ歩きも趣味になったんです」
特に好きなのは肉。なかでも大好物はハンバーグ。自身を〝バーグハンター〞と称し、各地のものを食べ歩いてはブログで紹介。その蓄積されたデータベースはネットでも話題になるほどだ。仙台で「ぜひ行きたい!」と向かったのは、地元で愛され続ける老舗「ハンバーグ支倉 泉崎」。店内はデミグラスソースの香りが漂い、純喫茶のようなレトロな雰囲気。ハンバーグにナイフを入れた瞬間、市川さんの目が丸くなる。そして一言、「ふわふわ〜!」。こんな柔らかいハンバーグ、どうやって焼いているんだろう……、とすぐに思考をめぐらせているのも市川さんらしい。
日が沈み、一日の〆に向かったのが、昭和の情緒漂う飲み屋街「文化横丁」。目指すは、ホルモン焼きの店「だるま」。「ガード下っぽい雰囲気のお店も大好きなんですよ〜」と言いながら市川さんは慣れた手つきでホルモンを焼く。牛たんもいいけれど、それだけじゃない肉の名店が仙台にはたくさんある。

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ハンバーグ支倉 泉崎

歯がなくてもイケる!? ふわふわバーグに感動

仙台駅前から車で約20分。住宅街に溶け込むように「ハンバーグ支倉 泉崎」はある。県外からこれを目当てに訪れる人も多いというハンバーグは、想像を超える〝ふわふわ〟食感。市川さんも「これ、ナイフどころか歯がなくても食べられちゃうかも! おいしい~」と大興奮。
住所:仙台市太白区富沢2-8-3 / 電話番号:022-245-6198 / 営業時間:11:30~14:00/17:00~21:00(LO20:30) / 定休日:火 / 席数:17

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口の中でふわっとほぐれる柔らかハンバーグの秘密を聞くと「特別な材料なんて使っていないよ。ただ、とにかくタネが柔らかいからこれを焼くのには技がいるかな」と店主。開店から27年、熟練の手つきでハンバーグは焼かれていく。通常サイズは200g、300gのビッグハンバーグも人気だ。

1番人気はハンバーグにサラダ、味噌汁、ライスがついた「ハンバーグ定食」1300円。地元のバスケットボールチーム「仙台89ERS」の選手もよく来店するとか。最後にお店の方とポ~ズ!

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だるま

横丁風情たっぷりのカウンター席

七輪の煙たちこめるカウンターのみの小さな店内。箸を伸ばせば隣の人と肩が触れ合う。「ごめんなさいね」と声を掛け合い、焦げ目のついた豚ホルモンを頰張る。まるで昭和にタイムスリップしたような雰囲気を味わえるのがここ「だるま」だ。店のお母さんとの会話も楽しい。
住所:仙台市青葉区一番町2-4-11 / 電話番号:022-262-5998 / 営業時間:17:30~23:00 / 定休日:日・祝・年末年始 / 席数:12

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「おすすめは?」と聞いたら出てきたのは豚ホルモン。各自、七輪でじっくり焼く。よく焼けたら「魔法の粉で食べてみて!」とのこと。醬油ベースの粉でとても美味。

上:「恋バナでもする?」とお茶目なお母さんとの会話に花が咲く 下:店には所せましと訪れたお客さんの写真が。33年前、開店当時のものも発見!

うん、おいしい~♪ いい感じに焼けた~

SAYA ICHIKAWA市川紗椰

多くの女性誌で活躍する人気ファッションモデル。
早稲田大学卒業の才女であり、趣味のアニメや鉄道、音楽、相撲などに並々ならぬ知識を持つ。
そのオタクぶりは度々TV番組で取り上げられ、
鉄道に関しては専門誌で連載を持つに至る。

市川紗椰おすすめマップ

ご紹介した
スポットはこちら

  • 追加配布の予定は、日程と店舗が決定次第、随時ホームページで告知しますのでお待ちください。
  • 配布店舗・施設への配布に関するお問い合わせは、通常業務の妨げになりますので、お控えください。
  • WEB配布につきましては、多数の応募をいただいていることから、一次募集の郵送部数を拡大するとともに、受け付けを4月22日(金曜日)13時までに変更いたしますので、ご了承願います。なお、5月25日ごろから二次募集の受け付けを開始いたします。
  • 「週末仙台」に関するお問い合わせは、特設WEBサイト(http://www.sendai-weekend.com/)の情報をご確認いただくか、仙台市文化観光局観光課(電話/022-214-8260)までお願いいたします。
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